美しい紅の存在感  
伝統の志野釉でありながら現代的なデザインとフォルムの紅志野。厚みのある独特の風合いと上質の存在感。ほのかな紅色を出すことが難しく、美濃の陶工、荘山窯の林健人氏が丹精こめて作り上げた手づくりの器です。

しっとりとして厚みのある釉薬が特徴のこの器は、三昼夜、窯の中で焼き続けられて生まれたものです。熟練の陶工をもってしても長時間にわたる焼成時の空気や湿度の調整が難しく、安定して作ることが非常に難しい器。

紅の発色を保つ陶土や釉薬を選りすぐり、また、窯炊きの際も、火の廻りが一番適した窯内部の場所を限定することで、焼きあがる数はわずかながら、ほのかな紅色をたたえる紅志野を作り出しています。

食卓を華やかに

十草文様が料理を引き立て、食卓を華やかにしてくれる存在感のある盛鉢。
盛るのも取り分けにも使い勝手がよい組鉢。彩りよく盛り付けて食卓に出せば、語らいのひと時にあたたかな明かりをともしてくれます。