
折敷のある食卓
■ 折敷とは
折敷は、一見お盆と同じように見えますが少し違いがあります。 お盆は食器など「物を運ぶもの」で、折敷はその名の通り「敷くもの」です。 昔は木の葉を折り敷いて、食器の代用としていたことから折敷と呼ぶようになりました。 形は半月形や丸形などさまざまなものがあります。
■折敷の洗い方・保管方法
台所用中性洗剤を使い、やわらかいスポンジや布でやさしく洗います。洗い終わったら、ふきんなどで水気をふきとりましょう。漆は紫外線に弱いため、使用したあとは直射日光にあたらない場所に保管してください。ほかの食器と重ねる場合、傷がついてしまう可能性もあるため、布や紙などをはさんで保管するのがおすすめです。
※商品により異なる場合もありますので、詳細は、商品に同封している取扱説明書をご確認ください。

基本の和食・一汁三菜を
ふだんの食事も、折敷に載せるだけで丁寧で凛とした印象の食卓になります。一人でも、家族と一緒に食卓を囲むときも、いつもの何気ない食事を大切にいただく気持ちにさせてくれる、そんなところも折敷の魅力です。

スイーツとお茶
小さめの折敷は、お菓子やお茶を載せるのに最適なサイズ。折敷を使うと、おしゃれなカフェ風の雰囲気を演出でき、おうち時間もより優雅に。お客様が来たときのおもてなしにも重宝します。相手を気遣う気持ちが伝わり、お客様との会話も弾みそうです。

折敷は食器の下に敷くものですが、お盆は食器を運ぶためのものです。折敷と違い、運ぶときに持ちやすいよう、また食器が落ちにくいよう、縁にある程度の高さがあるのが特徴です。ナチュラルなウッド調のお盆は、和に洋にも合い、一つあると重宝します。

おもてなしのしつらえに
ハレの日には、「和」の風格を持つ漆塗りの折敷を使いたいものです。艶やかで上質な漆塗りの折敷は、特別なハレの日の食卓をいろどります。特に、朱塗の持つ華やかさはおめでたい席に似合います。