目にも涼やかなガラスのうつわは、食卓に涼を運んでくれます。雪の結晶のように繊細なヒビが入ったうつわ、水面にうつる水輪のようなうつわなど、さまざまな個性を持ったたち吉のガラスのうつわ。これからの季節にむけ、ひとつは揃えておきたいガラスのうつわをシリーズごとにご紹介します。

雨上がりの若葉からこぼれ落ちる雫が、水面に静かな波紋をつくる。その水音をイメージして、涼やかなガラスのうつわを作りました。水に揺らめく光を表わした、ガラスの中の雲母の粒が、晴れあがった明るさとのびやかな空気を食卓に運びます。
たち吉 はもん
雨上がりの若葉からこぼれ落ちる雫が、水面に静かな波紋をつくる。 爽やかな青色が食卓を涼やかに彩るガラスの器。水面に投じた一石で、幾重にも輪が広がっていく姿から「はもん」と名付けました。 「はもん」シリーズはガラス製品を生産する過程で出る不要なものや端材をリサイクル原料として加工し、新たな器として生まれ変わった器です。
伝統美のひとつである菊花を、ガラスのうつわで表現。口元に施したすりガラスがアクセントになり、初霜の降りた白菊のような風情を醸し出します。清楚な涼感が暑さを忘れさせ、やさしい透明感が料理を瑞々しく引き立てます。
雪あかりとは、月の光が雪に反射して周囲を薄く照らすこと。そんな静かな煌めきをまとった、クリスタルガラスのうつわです。熟練の職人が手づくりした雪の結晶のように繊細なヒビは、ひとつとして同じものがありません。華美すぎない上品な輝き、凛とした美しさが漂う、たち吉の人気シリーズです。
ほのかに明るくなっていく夜明けをイメージして命名された「 ほのあかり 」。やや青みがかったグレーのグラデーションとヒビは、光が透過することできらきらと美しい陰影を作ります。グラスに入れられたお茶やお酒がゆらりと動くたびにその陰影がきらきらと変化し、テーブルを上質な空間に演出してくれます。
たち吉 水すだれ
まっすぐに落ちる幾筋もの水の流れは、引き締まる冷たさを感じます。水すだれはそんな情景を透明度が高いクリスタルガラスに、カットと手描きの金線で表現しました。熟練した江戸の職人が引いた金線と切子の十草柄は凛とした上品さを醸し出します。

その他のガラスのうつわ