「 大寒 」
1/20~2/2頃
大寒は、二十四節気の最後の節気。冬の最後の節気でもあり、一年で最も寒さの厳しい時期になります。二十四節気では1年の始まりは立春であるため、大寒の最後の日は大晦日とされてきました。大寒の最終日、2月3日は節分。豆まきや恵方巻をたべて厄払いをします。京都の寺社でも厄を払い、福を呼び込む節分祭があちこちで行われます。
二十四節気の食卓
春夏秋冬と美しい自然の移ろいをみせる日本。 四季よりさらに細かく、一年を二十四に分ける分類は「二十四節気(にじゅうしせっき)」と呼ばれ、それぞれに季節を表す名前がつけられています。 そうした二十四節気を、身近な食卓という切り口で紹介することで、彩りや味覚から季節を感じられる豊かさや、日々の暮らしの楽しさをお伝えします。
旬の食材 たまご
大寒の縁起ものとして、「大寒たまご」があります。大寒たまごとは、大寒の初日に生まれた卵のことで、昔から金運や健康運を願ってたべられています。卵はたんぱく質やさまざまなビタミン・ミネラルが含まれている食品です。適切にたべることで栄養を効率良くとりたいですね。
巾着たまご
油揚げの中に卵を入れた、巾着たまご。さっと作れて、食べ応えもあり温まる、寒い季節にはぴったりの料理です。おだしがじゅわっと染み込んだお揚げとたまごを頬張ると、幸せな気分に。ほうれん草を加えるとさらに栄養バランスがよくなります。お揚げと卵の穏やかな色合いに、赤絵の器が彩りを添えます。
たまごとほうれんそうのキッシュ
卵に、ほうれん草、玉ねぎ、きのこ、ベーコン、チーズが入った具だくさんのキッシュ。さまざまな食材が入っているので、朝食にもおすすめです。前日の夜に作っておけば、朝の時間が短縮できます。器は、浮雲取り皿に盛り付けました。浮雲シリーズは、洋風の料理にもよく合う器です。
この季節のおすすめ
体が温まる料理がうれしい寒い季節。汁気のある料理に合わせて、鉢やお皿も縁が少し立ち上がったものを使いたいですね。また、浮雲シリーズや、粉引彫文シリーズは冬の食卓におすすめの器です。