「 大雪 」
12/7~12/21頃
大雪は、冬の寒さが本格的になり、山々が雪に覆われる頃です。年末に向かい、あわただしい時期になります。あったかいお料理でひといき、からだを温めて、ほっこりしましょう。
![大雪](https://tachikichi.jp/contents/slp/wpist/wp-content/uploads/2023/12/taisetu_01.jpg)
二十四節気の食卓
春夏秋冬と美しい自然の移ろいをみせる日本。 四季よりさらに細かく、一年を二十四に分ける分類は「二十四節気(にじゅうしせっき)」と呼ばれ、それぞれに季節を表す名前がつけられています。 そうした二十四節気を、身近な食卓という切り口で紹介することで、彩りや味覚から季節を感じられる豊かさや、日々の暮らしの楽しさをお伝えします。
旬の食材 大根
![大根](https://tachikichi.jp/contents/slp/wpist/wp-content/uploads/2023/12/taisetu_02.jpg)
大根は秋から冬が旬の野菜です。 冬の大根は糖分が増し、みずみずしくて甘みがあります。葉に近い部分は甘く、先に近い部分は辛味があります。そのため、葉に近い部分はサラダや大根おろし、中間部分は、ふろふき大根やおでんなど煮物に、先の方は薬味や漬物に向いています。大根の葉には多くの栄養素が含まれているので、炒めものや汁物の具に使いましょう。
![ふろふき大根](https://tachikichi.jp/contents/slp/wpist/wp-content/uploads/2023/12/taisetu_03.jpg)
ふろふき大根
ふうふう、アツアツの料理がごちそうの時期になりました。この時期、京都のお寺では、無病息災を願う大根焚きが行われます。おうちでは、昆布だしがしみた滋味深い、ふろふき大根はいかがでしょうか。淡い大根に濃いみそだれをたっぷりかけていただきましょう。盛り付ける器は、趣のある土ものの器を。南天の葉を添えて、野に咲く椿のように見立てました。
![粕汁(かす汁)](https://tachikichi.jp/contents/slp/wpist/wp-content/uploads/2023/12/taisetu_04.jpg)
粕汁(かす汁)
寒くなるとたべたくなるのが粕汁です。大根など、根菜をたっぷりと入れて具だくさんに。酒粕(さけかす)と白みそがよく合い、体の芯からぽかぽか温まります。大きめサイズの根来椀は、具だくさんの汁物にぴったりです。
この季節のおすすめ
![この季節のおすすめ](https://tachikichi.jp/contents/slp/wpist/wp-content/uploads/2023/12/taisetu_05.jpg)
寒い時期、からだを温めてくれるお料理や飲みものに使いたい器を揃えました。大根など淡い色の野菜は、彩りを添えるブルーの染付や緑の織部の器などがおすすめです。