日々の暮らしの中で何気なく目にしている「青で模様を描いた器」。そのほとんどは、和食器の中でも広く知られ、数多くある「染付」の器です。和洋問わずどんな料理にも合うため、白いうつわと並んで人気があり、種類の多いのも特徴です。染付以外の「 青で模様を描いた器 」も集めましたので、色の濃淡や絵付けの大きさなどお好みのうつわをぜひお探しください。
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    染付とは

    器の素地にコバルト(呉須)による絵付を施し、その上に釉薬をかけて高温焼成した陶磁器。その歴史は古く、築窯術が発達した中国宋代に発達し、日本では元和・寛永(1615~44 年)に創製されたと考えられています。絵付けの濃淡によって凛としていたり、やわらかな雰囲気だったりと様々な表現ができます。そのため、伝統の文様からモダンなデザインなど幅広く使用され、暮らしに寄り添った代表的な技法のひとつです。

    間取草花

    輪花のシルエットと、間取りに沿ってお皿の両面にほどこされたれレリーフと絵柄が盛り付けを華やかに演出します。マグカップは側面に立体感を出し、品格漂う佇まいでいつものお茶の時間に、飽きのこない彩りを添えてくれます。絵柄の転写を高温焼成することより、釉薬の中に絵の具を溶け込ませて磁器表面のガラス層に沈めるイングレーズで、上絵付と違い、摩擦や食器洗浄機の洗剤などで絵柄が剥げることなく、美しいままで使い続けることができます。

    染付宝づくし

    うつわの中央に、おめでたい意味を持つ5つの古典柄を現代の感性で丁寧にアレンジし、染付で描いたシリーズです。「小槌」は富貴、「分銅」は財産や富、「巻物」は知恵、「宝鍵」は蔵を持つという裕福さ、「丁子」は貴重で価値あるものの象徴。それぞれの宝文様を連続して描き、喜びに満ちた暮らしが続くようにとの願いを込めています。中央に施した染付は余白の美を感じさせ、静かにしあわせを願う、しとやかな気持ちにさせてくれ、毎日の食卓に品よく、縁起よく彩ります。

    青華瓔珞文

    「瓔珞文」とは、もともとインドの上流階級の人々が身につけた珠玉や貴金属を編んで頭や首や胸にかける装飾品を文様化した高貴な絵柄のことです。職人が丁寧に描きあげた器の中の瓔珞文は、外側の端正なレリーフとのコントラストを際立たせます。また、器に漂うきりりとした気品は、永く付き合っていくほど、その美しさに魅せられていきます。日々の暮らしに取り入れて頂くのはもちろん、そんな器だからこそ、こだわりのある方への贈り物にもおすすめです。

    京唐草

    蔦が絡まりながら広がっていく様子から、長寿や子孫繁栄の象徴として親しまれてきた唐草。その伝統的な文様を、気品溢れるセンスで描きました。すっきりとした線が美しい、モダンな仕上がりです。 白磁に描かれた上品な色合いは季節やシーンを選ばず、おもてなしにも重宝。

    染からくさ

    “からくさ文様”とは、エジプト・ギリシャで生まれた植物をモチーフにした曲線文様や中国起源の文様など、いくつかの文様がシルクロードを通じて伝えられるあいだに混じりあい、互いに影響しあってできた文様と考えられています。日本へは、古墳時代に中国より伝来したことが始まりとされています。