「 立春 」
2/3~2/17頃
二十四節気の第一番目とされる立春は、旧暦では一年の始まりと考えられていました。「春立つ」と書くように、これから季節は春に向かっていきます。まだまだ寒い時期ですが、梅の花が咲きはじめ、日も少しずつ長くなり、春の訪れが感じられるようになります。
二十四節気の食卓
春夏秋冬と美しい自然の移ろいをみせる日本。 四季よりさらに細かく、一年を二十四に分ける分類は「二十四節気(にじゅうしせっき)」と呼ばれ、それぞれに季節を表す名前がつけられています。 そうした二十四節気を、身近な食卓という切り口で紹介することで、彩りや味覚から季節を感じられる豊かさや、日々の暮らしの楽しさをお伝えします。
旬の食材 豆腐
古くから節分と立春には白いものをたべると邪気を払い、縁起がよいとされています。特に、白い豆腐は「立春大吉豆腐」と呼ばれ、幸福を呼び込むといわれています。栄養豊富でヘルシーな豆腐をたべて、一年の幸福を願いましょう。
春野菜のあんかけ豆腐
菜の花としいたけを入れた、あったかいあんを温めたお豆腐によそいました。今回は「立春大吉豆腐」にあやかり、白い豆腐を味わうため、味付けは白みそベースです。盛り付けたうつわは、灰釉草文刺身揃の大きい方の鉢になります。灰釉草文シリーズは、早春の野山のような雰囲気があります。お料理を優しい色合いの器が包んでくれるようです。
豆腐白玉いちごソース添え
いちごソースをかけた、お豆腐入りの白玉団子です。お豆腐が入った白玉は少し時間がたってもやわらかく、つるっとした食感です。真っ赤ないちごの色合いと香りが春を連れてくるようです。温かいお茶をポットに入れて、ゆったりしたお茶時間を楽しみましょう。
この季節のおすすめ
待ちわびる春を思い、やわらかな色合いの器を揃えました。日本の和色、さくらいろ、トキ羽色など、ふんわりやさしいピンク色の器を加えて、テーブルコーディネートを楽しんでください。