「 大暑 」
7月22日~8月6日頃
「大暑」は、一年で最も暑さが厳しく感じられる頃です。セミの声が響き、真っ青な空には入道雲が見られます。夕立や雷も多くなり、暑さも日ごとに増していきます。日本では昔から、暮らしに涼を取り入れるための工夫をしてきました。食卓ではガラスの器を使ったり、氷をあしらったりなど、涼やかな夏の演出を楽しみましょう。
二十四節気の食卓
春夏秋冬と美しい自然の移ろいをみせる日本。
四季よりさらに細かく、一年を二十四に分ける分類は「二十四節気(にじゅうしせっき)」と呼ばれ、それぞれに季節を表す名前がつけられています。
そうした二十四節気を、身近な食卓という切り口で紹介することで、彩りや味覚から季節を感じられる豊かさや、日々の暮らしの楽しさをお伝えします。
旬の食材 とうもろこし
とうもろこしは、糖質やビタミン、ミネラルなど、からだに必要な栄養素が含まれており、夏バテへの効果も期待できる野菜です。なにより、黄色のビタミンカラーが元気をくれます。とうもろこしは、電子レンジで加熱すると、水っぽくならず甘みが増します。また炒めるとさらに甘みと香ばしさが増します。夏の手軽なおやつとしてもおすすめですが、ひと手間加えたお料理は、暑さに疲れたからだに染み入ります。
とうもろこしの冷製すり流し
和風コーンポタージュともいえる、すり流し。甘いとうもろこしに白みそがよく合います。おだしに豆乳を加え、栄養バランスもよく、とうもろこしを丸ごと感じられる、やさしい味わいの料理です。ガラスの器に盛り付けると、見た目も涼やかに。
焼きとうもろこし
レンジで加熱したトウモロコシをたべやすい大きさにカットして、フライパンで焼きました。バターと醤油の甘じょっぱい香りがたまりません。甘くて香ばしい一品です。
この季節のおすすめ
水音、白磁さらさ、うず潮など、清々しい水辺を感じさせるデザインの器がおすすめです。
白やブルーの器を中心にコーディネートすると、涼感のある食卓に。