「 穀雨 」
4/19~5/4頃
穀雨(こくう)とは、穀物を育てる雨を意味します。秋にまいた麦や畑の新芽、若葉に成長を促す恵みの雨です。木々の新緑もまぶしい季節となりました。
二十四節気の食卓
春夏秋冬と美しい自然の移ろいをみせる日本。 四季よりさらに細かく、一年を二十四に分ける分類は「二十四節気(にじゅうしせっき)」と呼ばれ、それぞれに季節を表す名前がつけられています。 そうした二十四節気を、身近な食卓という切り口で紹介することで、彩りや味覚から季節を感じられる豊かさや、日々の暮らしの楽しさをお伝えします。
旬の食材 筍(たけのこ)
春のごちそう、たけのこ。食卓に登場すると春本番を感じる食材のひとつ。煮ても焼いても炒めてもおいしく、香りや味、食感が楽しめます。京都にもたけのこの有名な産地があり、こだわりのたけのこを生産されています。生のたけのこを味わえる期間に、いろんな料理を味わいたいですね。
たけのこの木の芽和え
春の食材、たけのこと春の香りの木の芽を合わせた料理。木の芽は山椒の若芽です。木の芽をすり、白みそと合わせた和え衣で、たけのこを和えました。木の芽の爽やかな香りがたちこめ、料理をしている間も気分が上がります。春を感じる、やさしい味わいの一品です。今回は、磁器の小鉢とガラスの小鉢に盛り付けてみました。清々しい青白磁のうず潮小鉢は品よく、ガラスの菊の香小鉢は清涼感が高まります。
たけのこご飯
たけのこといえば、はずせないのが炊き込みご飯。シャキシャキとした食感と独特の風味、春を代表する炊き込みご飯です。ごはん鍋で炊けば、いっそうおいしくいただけます。ごはんも木の芽を添え、春の香りを楽しみます。
この季節のおすすめ
春のごちそうを味わう器を揃えました。信楽焼のごはん鍋、旬の料理といっしょに味わうお酒の器など、準備の時間も楽しくなります。若竹煮は、灰釉草文盛鉢に盛り付けて、取り分けるのもいいですね。