和食の基本となる一汁三菜。
主食、汁物、おかず三種からなる一汁三菜は、栄養バランスに優れているため、食事を作る際には、抑えておきたい和食の基本です。今回、一汁三菜をしつらえるためのうつわの選び方やおすすめのうつわをご紹介します。
一汁三菜とは栄養バランスに優れた献立
一汁三菜とは、主食、汁物、おかず三種で構成された和食の献立のこと。エネルギー源となるご飯、水分を摂れる汁物、血や筋肉をつくったり、体の調子を整えたりするおかずからなる一汁三菜は、栄養バランスに優れ、長く日本人の食卓に根付いてきました。三菜のうち、主菜には、肉や魚、大豆など、たんぱく質のおかずを、副菜・副々菜には野菜、海藻、乾物などのおかずにしましょう。
一汁三菜のうつわの選び方
基本のうつわを揃える際は、「飯碗」「汁椀」「メインのお皿(中皿や角皿など)」「小鉢」「小皿」の5つを用意しましょう。副菜と副々菜のうつわは、汁気のあるおかずにも対応できるよう、ひとつは深さのあるお皿を用意するのがおすすめです。さまざまなうつわの組み合わせが楽しめる和食器。ご飯、汁物、主菜、副菜、副々菜の5つのうつわを用いる一汁三菜は、そんな和食器の魅力を味わえる献立です
長角皿は主菜の焼き魚にぴったりのうつわ。副菜の野菜の炊き合わせは、白磁の器に盛り付けることで、彩りの豊かさが引き立ちます。副々菜のおひたしは、小皿に盛り付けて品よくしつらえましょう。
洋食のハンバーグは陶器のうつわとの相性が抜群。メインのお皿が大きいので、主菜と副菜を一緒に盛り付けて、バランスよくまとめましょう。副々菜の野菜のピクルスは、ガラスの小鉢に盛り付けて、見た目もさわやかなひと皿に。