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祖父の代から続く古美術商に生まれ、独学で陶芸の道へ進まれた安洞さん。 古陶に学び、そのままの作品を作るのではなく、今の時代に重宝されるうつわに仕立て直して作られています。
1973 名古屋市にある祖父から続く古美術商の家に生まれる 2002 独学でやきものをはじめる 2004 瀬戸市に工房を移す 2007 多治見市に工房を移す 2009 薪窯をつくる 2019 上海で個展を開催する
玄関の看板は「喫茶去」。古美術商を営んでおられた祖父のお店の看板です。「喫茶去」の意味は、分けへだてなくお茶でもゆっくり飲んでくださいという禅語と言われています。まさにゆったりとした空気が流れている安洞さんの工房にぴったりの看板です。玄関を入ると所狭しと並ぶ安洞さんの作品や、インスパイアされた古美術、陶片の数々が待ち受けています。安洞さんは美術館や陶磁器資料館へ通いました。桃山時代の陶片や古い図録も調べました。こうして桃山時代の織部を学んだのです。安洞さんの豆向付にはすべて本歌となる向付があります。桃山時代に作られた元となる向付のことです。これらを忠実に再現する一方、現代の食卓に合ううつわのサイズに小さくしたのが「豆向付」です。豆向付は安洞さんが命名したこのうつわの名前です。作品は灯油窯で焼成していますが、年に一度だけ敷地内の薪窯で焼き上げます。
豆向付は石膏型に土を押し込んで基本となる形を作ります。その後、石膏型から取り出しカンナを使ってひとつひとつ丁寧に形を整えて縁を仕上げていきます。鳴海織部の場合、白土と赤土を繋いで作りますが白土と赤土では収縮率が異なるため、切り返し面を斜めに切って接着面を広くするなどのテクニックも。これもすべては本歌となる桃山時代の向付を研究して学んだものです。古い資料を調べると織部の豆向付はうしろの三ツ足は白土と決まっていたそうで、赤土の豆向付でも白土の三ツ足をつけています。細部まで手を抜かないのが安洞さんのものづくりです。 豆向付は現在605種類の意匠があり今後も増え続けていきます。
※こちらの作品はたち吉オリジナルではございません。
【ご使用上のご注意】 電子レンジのご使用は、おすすめいたしません。 食器洗浄乾燥機のご使用は、おすすめいたしません。 【器の個体差について】 全て手作業で行われているためサイズや形状、色味がそれぞれ多少異なります。 サイズ表記と若干の差があることをご了承ください。 個々の違いを手作りの味わい、意匠としてご理解いただきますようお願いいたします。
【ナノ向付・豆向付】第三弾は手のひらにちょこんと乗るサイズのナノ向付62点と豆向付23点の作品が追加入荷しました。小さい器に細部まで安洞さんのこだわりが詰まっています。
【美濃御深井板皿】縁に少し高さがあるので、何を盛りつけてもしっくりとくる懐の深い角皿です。
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安洞雅彦 Masahiko Ando
祖父の代から続く古美術商に生まれ、独学で陶芸の道へ進まれた安洞さん。
古陶に学び、そのままの作品を作るのではなく、今の時代に重宝されるうつわに仕立て直して作られています。
略歴
1973 名古屋市にある祖父から続く古美術商の家に生まれる
2002 独学でやきものをはじめる
2004 瀬戸市に工房を移す
2007 多治見市に工房を移す
2009 薪窯をつくる
2019 上海で個展を開催する
桃山時代の意匠を写して、かわいいサイズに。
岐阜県多治見市の緑豊かな里山に住まいと工房を構える安洞雅彦さん。音楽活動の生活から一転、モノを作るのが楽しいからと陶芸家を目指したのは20代後半のころ、陶芸の学校には行かずに独学で古美術等から織部を学び、豆向付のスタイルを確立されました。玄関の看板は「喫茶去」。古美術商を営んでおられた祖父のお店の看板です。「喫茶去」の意味は、分けへだてなくお茶でもゆっくり飲んでくださいという禅語と言われています。まさにゆったりとした空気が流れている安洞さんの工房にぴったりの看板です。玄関を入ると所狭しと並ぶ安洞さんの作品や、インスパイアされた古美術、陶片の数々が待ち受けています。安洞さんは美術館や陶磁器資料館へ通いました。桃山時代の陶片や古い図録も調べました。こうして桃山時代の織部を学んだのです。安洞さんの豆向付にはすべて本歌となる向付があります。桃山時代に作られた元となる向付のことです。これらを忠実に再現する一方、現代の食卓に合ううつわのサイズに小さくしたのが「豆向付」です。豆向付は安洞さんが命名したこのうつわの名前です。作品は灯油窯で焼成していますが、年に一度だけ敷地内の薪窯で焼き上げます。
豆向付は石膏型に土を押し込んで基本となる形を作ります。その後、石膏型から取り出しカンナを使ってひとつひとつ丁寧に形を整えて縁を仕上げていきます。鳴海織部の場合、白土と赤土を繋いで作りますが白土と赤土では収縮率が異なるため、切り返し面を斜めに切って接着面を広くするなどのテクニックも。これもすべては本歌となる桃山時代の向付を研究して学んだものです。古い資料を調べると織部の豆向付はうしろの三ツ足は白土と決まっていたそうで、赤土の豆向付でも白土の三ツ足をつけています。細部まで手を抜かないのが安洞さんのものづくりです。
豆向付は現在605種類の意匠があり今後も増え続けていきます。
※こちらの作品はたち吉オリジナルではございません。
【ご使用上のご注意】
電子レンジのご使用は、おすすめいたしません。
食器洗浄乾燥機のご使用は、おすすめいたしません。
【器の個体差について】
全て手作業で行われているためサイズや形状、色味がそれぞれ多少異なります。
サイズ表記と若干の差があることをご了承ください。
個々の違いを手作りの味わい、意匠としてご理解いただきますようお願いいたします。
【ナノ向付・豆向付】
第三弾は手のひらにちょこんと乗るサイズのナノ向付62点と豆向付23点の作品が追加入荷しました。小さい器に細部まで安洞さんのこだわりが詰まっています。
【美濃御深井板皿】
縁に少し高さがあるので、何を盛りつけてもしっくりとくる懐の深い角皿です。
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