松村かなこ(まつむらかなこ)
松村かなこ 略歴
2004年 京都伝統工芸専門学校卒業 (現 伝統工芸大学校)2004年 イタリア フィレンツェ留学
2005年〜小川与山氏のお仕事を始める
2007年 日本橋高島屋京都展
2008年 西武百貨店池袋店 京都若手工芸作家展
2011年 倉敷市立美術館 共鳴する美術2011
2012年 高橋秀 監修 2人展
2022年 お仕事再開
※販売期間6月5日(水)17時~
※こちらの作品はたち吉オリジナルではございません。
※作品の再入荷の予定はございません。
【ご使用上のご注意】
電子レンジのご使用は、おすすめいたしません。
食器洗浄乾燥機のご使用は、おすすめいたしません。
【器の個体差について】
全て手作業で行われているためサイズや形状、色味がそれぞれ多少異なります。
サイズ表記と若干の差があることをご了承ください。
個々の違いを手作りの味わい、意匠としてご理解いただきますようお願いいたします。
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たち吉オリジナルの器シリーズ
白 菊
1983年8月の発売以来のロングセラー商品。菊のリムがきりっと美しい、白い器のため料理が映えやすく、和食だけでなく料理のジャンルを問いません。
灰釉草文 はいゆうそうもん
たち吉の器のあるべき思いと、作り手の思いを同じくする器 灰釉草文シリーズ。その思いと、灰釉は、その自然な美しさが器のルーツともいわれることから、270周年を機に復刻いたしました。
市 松
古くから日本人に愛されたその古典文様を、独特の渋さを持つ緑の織部釉とやや赤みがかった白の志野釉で塗り分け、京らしい季節の絵柄をちりばめた、職人の手仕事を感じさせる一皿です。
粉引染花 こひきそめはな
陶器ならではのやさしい白さの粉引に、藍色の染花のアクセント。粉引独特の風合いがあたたかみをもたせ、くっきりとした白と染花の藍色が食卓を明るくします。
はるか
菊の花をかたどり、内外に小花柄を描いた可愛らしい器です。使い勝手がよく、華やかさを持ちながらも気取らない雰囲気です。
あかつき・玄風
ロングセラーの京焼・清水焼の湯呑とごはん茶碗。貫入釉のやわらかさとシンプルなデザインと豊富なカラーバリエーションで、ご家族みんなで色がわりで楽しむのもおすすめです。
浮 雲
シンプルさのなかにもどこか温かみが感じられるたち吉の「浮雲シリーズ」。「緋色(ひいろ)」と呼ばれる赤味が浮き出る化粧土を使用しており、その出方は一つ一つ異なるので、やきものの面白さや個性が味わえます。
粉引彫文 こひきほりもん
少したわませた楕円の形に、温かみが宿る粉引の器。ひとつひとつ施された線彫りが、器に独特の趣を与えています。「粉引」とは、「粉を引いたように白い」と表現されたことが由来。
松村かなこ matsumura kanako
松村かなこさんは京都で絵付師をされており、繊細な線と華やかな絵付けが魅力です。
赤絵の作品はベージュの黄味がかったうつわに、赤絵で施された丁寧で細やかな絵付けが特徴です。 ところどころ青と金のアクセントが入っており、洗練された絵付けがより一層上品に魅せます。 今回、華やかな絵付けに、黒をワンポイントにしたキリリと引き締まった雰囲気の作品が入荷しました。 思わず惹きこまれる優美な作品の数々をお楽しみください。
幼いころから絵や線を描くのが好きだった松村かなこさん。 ご実家には浮世絵や日本画、洋画などがたくさんあったそうで、中でも浮世絵を模写して色を塗られていたそうです。またアルファベットや筆記体に憧れがあり、よく書いていたとのこと。 作品の特徴である丁寧で繊細な線は、幼いころから身近にあり、ルーツはそこにあります。 京都伝統工芸大学校では、線を描くことが好きだったことから卒業作品で※京薩摩を制作され、卒業後は京薩摩の窯元 小川与山さんのもとで、修行をされていました。
松村さんは絵付けされるとき、まず好きな絵を描いて、手を動かしながら他の場所も描き込んでいきます。 驚くことに何かをモチーフにして描いていないそう。 今まで描いてきた絵や学ばれてきたものの中で好きな絵を絵付けしている。とおっしゃっていました。 赤絵に使われている落ち着いてやわらかい赤色は、顔料と番茶をきめ細かくなるまで擦り合わせたもの。 番茶で擦るとくっつきやすく粘り気がでて、古ければ古いほど良く、継ぎ足して使用しているそうです。 色味は薄く、線は細く描くことを意識され、凛として細やかな手しごとに魅了されます。 今後は、緻密な絵付けに注力しながらも動物を描いてみたり、私らしい器を制作していきたいと語ってくださいました。
松村かなこさん制作風景