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蜷川有紀×たち吉

蜷川有紀×たち吉

蜷川有紀×たち吉

燃える色彩、躍動する詩情
カオスの薔薇

生命力あふれる色彩と詩情豊かな表現で観る者を惹きつける蜷川有紀さんのアートが、たち吉のうつわに舞い降りました。視線を奪う鮮烈な美と、深淵なる物語を宿したコーヒーセットは、ディテールにも徹底的にこだわりました。一杯のコーヒーに溶け込む鮮やかな夢のひとときをぜひご堪能ください。

蜷川有紀×たち吉

蜷川有紀 yuki ninagawa

画家・女優。2008年、BunkamuraGalleryで初個展『薔薇めくとき』を開催。同年度、情報文化学会•芸術大賞受賞。2018年、セゾン現代美術館に絵画作品『青い薔薇の旅』が所蔵される。薔薇をテーマに和紙に岩絵具で描き上げた魅惑的な作品が女性たちの圧倒的な支持を得ている。
大正大学客員教授、日本文化デザインフォーラム理事、青森県立美術館アドバイザーなど、多くの文化活動にも貢献している。

蜷川有紀×たち吉

たち吉 × 蜷川有紀コラボのきっかけ
「女性が幸せになるモノをつくりたい」

この度、ご縁あってたち吉さんとご一緒にこのコーヒーセットを創りあげることができました。「女性が愉しくて幸せな気持ちになるようなモノを創りたい」とオファーをいただき、私自身テーブルウェアが大好きで洋食器から和食器まで幅広くみたり使ったりしていますのでとても嬉しく思いました。日本の伝統的な食器ブランドであるたち吉さんとのコラボレーションは、とても刺激的です。

画家としての活動における想い
「自分の中にある薔薇をゼロから形にする」

演じる仕事をお休みして自分の中にあるものをゼロから表現していきたいと思った時期がありました。何をしようかと考えたとき、〈薔薇〉と〈女〉という言葉が浮かびました。今まで「薔薇のような女のひと」を演じることも多かったけれど、今度は自分の中にある薔薇…棘も含めて、そういうものをゼロから形にできないかと思い、短編映画を創ったり絵画作品を制作したりし始めました。
「笑われてもかまわない」と思いきって初めての個展を開いたときには、いらしてくださった皆さんが、泣いたり笑ったり喜んだり涙を流してくださる方までいらして、「ああ、私はこれをやるために生まれてきたんだわ」と確信に変わりました。

蜷川有紀×たち吉

薔薇を描きつづける理由
「不思議なものに惹かれる」

薔薇の螺旋(らせん)が好きなんです。螺旋の中に吸い込まれていくというのは、自分の心の中に降りていく感覚です。いったいその奥には何があるのだろう。迷宮のような神秘のような、何か不思議なものを探している毎日です。絵を描くことでその深淵に辿り着けたらいいなと思っています。
この渦巻く薔薇の中に、嬉しいこと、美しいこと、恐ろしいこと、愉しいこと、哀しいことのぜんぶがおさまっていてるような気がして……。薔薇ってとても不思議ですよね。

プロダクトデザインとしての「カオスの薔薇」
課題の発色を見事にクリア

「カオスの薔薇」の原画は、特に朱色の部分が多い作品なんです。いつもは「紅辰砂」というボルドーに近い色を使っているのですが、日本では食器の顔料として使えないことを知っていました。それでも、何とか発色の綺麗なものをと考えて、朱色だったら伝統的にある色ですし、この作品がいいんじゃないかしらと。とても綺麗に仕上がっていてすごく感動しました。
デザインも可愛らしくて、朱と金とのバリエーションが美しく心豊かに感じました。
※注 辰砂(しんしゃ)は顔料として古代から広く用いられている鉱物。美しいが微量な水銀を含むため、日本では食器の顔料としては規制されています。本商品は、紅辰砂を使わず安全に赤を表現しました。

蜷川有紀×たち吉

コラボ商品を手に取ってくださる方へのメッセージ

人と人が出会い影響し合うことは、とても大切なことですよね。素敵なお友達と一緒に、こういう綺麗な食器を使って心豊かな時間を過ごしていただければと思います。生きていると色々なことがあるけれど、このテーブルウェアでなら「今日はよかったわ」とホッとできる時間を、たくさん経験してもらえるのではないでしょうか。

たち吉スタッフより

インタビュー中も終始たおやかな笑顔でスタッフを和ませてくださった蜷川有紀さん。表現者としての豊富な経験と、モノづくりに対する深い知見や気遣いにより非常にスムーズに商品化が実現しました。今回、初のコラボレーションでしたが、まだまだたち吉と一緒にチャレンジしたい作品があるそうです。
今後の展開にもぜひご期待ください。

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