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鈴木ハツミ(すずきはつみ)

鈴木ハツミ

たち吉オープンギャラリー Vol.5鈴木ハツミ Hatsumi Suzuki

たち吉は、うつわを中心に活動する工芸作家さんたちの発信を支援する「オープンギャラリー」を開設しています。
オンラインショップでの作品販売や実店舗での展示を通して、作家の皆さんの世界をもっと多くの方に届けていきます。

第5回にご登場いただくのは、陶芸作家の鈴木ハツミさん。
こけし発祥の地として知られる宮城県・遠刈田温泉にて制作をされています。
「ほっこりと心が安らぐような、こけし陶器の魅力をたくさんの人に届けたい」
そんな想いから、このたびご参加いただきました。
やさしく微笑むこけしたちや、色鮮やかな草花や動物たちのひとつひとつに温もりが感じられ、手に取るだけで心がふっと和らぎます。そんなあたたかさに満ちた作品をご紹介いたします。

鈴木ハツミ

創作のはじまり

鈴木さんが陶芸の世界へ入るきっかけとなったのは、陶芸家の師でもあり夫である、元窯・鈴木智さんの影響でした。
また、義実家は伝統のあるこけしを制作されている家系であり、義弟が営む仙台のこけし店で販売に携わりながら、夫の作品制作も手伝われていました。
当初は、商品にならなかった傷もののうつわに、呉須や赤絵で花の絵を描くことから始まったそうです。
その中で、身近な“こけし”を描いたことをきっかけに、現在の作風へとつながっていきました。
今では、どこか懐かしく、思わず笑みがこぼれるようなこけしのうつわが多くの人に親しまれ、地元の百貨店や空港などでも販売されています。
伝統を受け継ぎながらも、自由であたたかな感性によって生み出される作品は、見る人の心をやさしく和ませてくれます。

鈴木ハツミ

作品の魅力

鈴木さんの作品は、ぱっと目を引く華やかな色彩と、愛らしいこけしたちの表情が印象的です。
ひとつひとつの作品には、まるで懐かしい絵本のような世界観が広がり、見ているだけでも心が弾みます。
その鮮やかな色彩の作品はこだわりの釉薬から生まれています。
釉薬は昔ながらの製法を用い、こけしの廃材や、地元・蔵王で育ったりんごや梨、桃の木を燃やした灰から作られています。
自然の恵みから生まれるやわらかな色彩は、作品に独特のぬくもりを与えています。

鈴木ハツミ

こけしには「伝統こけし」と「創作こけし」があり、伝統こけしは東北各地の温泉地を中心に12の流派に分類されます。
鈴木さんの描かれているこけしは、その中でも伝統こけしの「作並系」をモチーフにしたもの。
やさしく穏やかな表情が特徴で、どこか懐かしさを感じさせます。
絵柄はすべて手描きで仕上げられているため、同じものはひとつとしてありません。
目の形や頬の赤み、胴の模様まで少しずつ異なり、それぞれに個性があります。
どの子を迎えようかと迷う時間も、作品を選ぶ楽しみのひとつ。
草花や蔵王の森に暮らす動物たち、四季を感じるモチーフなどが色鮮やかに描かれ、食卓や暮らしを明るく彩ってくれます。

鈴木ハツミ

作品は、お皿やお茶碗といった日常のうつわだけでなく、大きな壺やお雛様の蓋物、さらにはヘアアクセサリーやネックレスなど幅広く展開されています。
使うたび、眺めるたびに心が和む鈴木さんの作品。
ぜひ、そのあたたかな魅力を感じてみてください。

鈴木ハツミさんのオンラインショップは7月24日(金)公開予定です。どうぞお楽しみに。

 
鈴木ハツミ

鈴木ハツミ 陶歴

東京生まれ
桑沢デザイン研究所 インダストリアルデザイン科卒
1982
宮城県にて夫 鈴木智と 元窯を築く
2000
絵付け作品づくりを始める
2005
宮城県蔵王町遠刈田温泉に陶アトリエ花*花を開く


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