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象印マホービンに聞く

FILE.002 調査レポート

象印マホービンに聞く

象印マホービンに聞く

ごはん研究所では、「ごはん」をテーマに研究を行っています。
今回お話を伺ったのは、「炎舞炊き」を生み出した象印マホービンさん。
炊飯器を作るプロは、「美味しいごはん」をどのように考えているのでしょうか。

01

象印が考える「美味しいごはん」

美味しさは、一つの要素ではなく、複数の要素が重なって生まれています。

物理的な美味しさ・科学的な美味しさ・見た目の美味しさ

02

象印の炊飯思想

「昔のかまど炊きの単なる再現」は目指していません。目指しているのは、「現在のお米を、現代の人が美味しいと感じる状態に炊くこと」
再現ではなく、現代最適化を目指しています。

03

核となる技術

最も重視するのが、炊飯中の「対流」。
あえて熱の差を生み、釜内に大きな対流を起こすことで、以下を再現しています。
●ムラを減らし、均一に炊き上げる
●弾力を残しながら甘味を引き出す
●お米本来のポテンシャルを最大化する

核となる技術

04

ごはんの好みは人によって違う

地域・年齢・個人の好みによって、好かれる食感は異なります。
そこで象印が発案したのは「わが家炊き」。
食べたごはんの感想を回答するだけで自動で好みの食感に寄せていきます。
象印の最上位機種では121通りの炊き方が可能です。

ごはんの好みは人によって違う

05

ごはんは「炊いて終わり」ではない

「ごはんは人の手で完成する」と考えられています。
●炊きあがり後の「ほぐし」が重要
底から空気を入れるようにほぐすことで、余分な水分が抜け、食感・味が向上。
●よそい方で、美味しさが変わる。 ○:すっとしゃもじを抜くように盛る(空気を含ませ、粒感を残す) ×:押し込む・潰す・盛り上げる(べちゃっとし、食感が悪くなる)

ごはんは「炊いて終わり」ではない

SUMMARY

まとめ

  • 美味しさは、物理・科学・見た目の3要素から生まれる。
  • 目指すのは、現在のお米を現代の人が美味しいと感じる状態に炊くこと。
  • ごはんの正解は一つではなく、好みは人によって異なる。
  • ごはんは炊いて終わりではなく、人の手で完成する。

RESEARCHER NOTE

「美味しいごはんに正解はない。」

今回の取材で最も印象に残った言葉は、「美味しいごはんに正解はない。」という一言でした。私たちはつい、「美味しいごはん」を一つの基準で考えてしまいます。
象印マホービンさんは、一人ひとりの「美味しい」を実現するため、炊飯技術だけでなく、好みを学習する技術まで追求されています。「現在のお米を、現在の人が美味しいと感じる状態に炊く」その考え方には、長年積み重ねてきた研究と挑戦が込められていました。
また、「ごはんは炊いて終わりではない。」という言葉も印象的でした。炊き上がったごはんをほぐし、よそい、食卓へ運ぶ。その最後のひと手間まで含めて、ごはんの美味しさは完成します。
私たちは、ごはんの美味しさを食卓へ届ける最後のバトンとなる「うつわ」をつくっています。器が変われば、ごはんの見え方や食卓の景色も変わります。
炊く人、お米、器、食卓までがつながって、初めて「美味しいごはん時間」が完成する。今回の取材を通して、私たちはそのことを改めて学びました。

たち吉ごはん研究所は、これからも「ごはん」を研究し、文化や人、器の役割を学びながら、美味しさのバトンを次代へつなげていきます。

炊飯器をつくるプロ

象印マホービン株式会社

長年にわたり、ごはんの美味しさと向き合い続ける生活用品メーカー。独自の炊飯技術を通して、現在のお米と一人ひとりの好みに合ったごはんを追求しています。

象印マホービン 公式サイト

 

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