お正月らしさを象徴する器、重箱。おせち料理にふさわしいのはもちろんのこと、お正月以外のハレの日にも重宝するアイテムです。お重といえば、漆のイメージも強いですが、近年は色とりどりの陶磁器のお重も人気があります。家族の人数に合わせて、三段重や二段重などお好みのサイズをお選びください。

お雑煮の味付けや具材は、地域により様々。多種多様なお雑煮に合わせられるよう、あらたまった晴れやかな蓋付きの雑煮椀から、具沢山のお雑煮に対応するたっぷりサイズの汁椀、モダンなカラーの漆器椀を取り揃えました。関東風に多い醤油ベースのすまし汁と角餅のお雑煮には、黒いお椀が引き締まった印象で具材を引き立ててくれます。関西風に多い白味噌仕立てに丸餅のお雑煮には、朱塗りのお椀とのコントラストが紅白になりおめでたい雰囲気を高めます。

新年に、一年の邪気払いと無病長寿を願って飲まれる祝い酒の「お屠蘇（とそ）」。本来5～10種類の生薬を漬け込んだお酒を屠蘇と言いますが、現代ではより手軽に日本酒を飲むことが多いです。屠蘇器（とそき）のほか、普段使いの酒器に水引を飾りお正月らしさを演出したり、脚付きグラスでおしゃれにコーディネートしても。

近年はライフスタイルの変化により、様々なお正月の食卓がみられます。 おせち料理でも中華風おせちやお肉をメインにした洋風おせちなど、和食にとらわれない楽しみ方が増えてきました。また、盛り付けやコーディネートも多様化。大皿に少しずつおせち料理を盛り付けたワンプレートおせち、家族みんなで料理を囲むときに欠かせない中皿・取皿、小皿に少しずつ盛り付けるかわいいお正月スタイルなど、どんなお正月コーデにするか楽しみながらお選びください。

テーブルにそのまま食器を並べるよりも、敷物やテーブルマットがあると、額縁のように仕切りができて料理や器が引き立ちます。特に迎春の食卓におすすめなのは、テーブルを格調高く見せてくれる赤・朱や黒の塗りの折敷です。ご家庭にある日常使いのランチョンマットではなく、折敷でフォーマルなテーブルコーディネートでお正月気分を演出するのもおすすめです。

箸置き、珍味を入れるのにちょうどよい蓋物、置物などの小物類を集めました。食器は普段から愛用しているものを使っても、箸置きを瓢箪や七福神などおめでたいモチーフのものに変えたり、鏡餅や鶴など小さなアイテムをいくつか食卓に飾るだけで、お正月気分もぐっとあがるもの。まずは気軽に小物から取り入れてみてはいかがですか。